セミナーSEMINAR

B会場

2017年5月27日(土曜日)

17:20~18:10

(株)モリタ ]

CBCTを使いこなそう!~三次元の高精度な情報を診査・診断に活かす~

白土歯科医院 院長

白土 徹 先生

要約:
歯科用コーンビームCT(以下CBCT)を2008年に導入して約9年が経過した.現在私の臨床には欠かせない機器のひとつである.CBCTから得られる高精度の三次元画像は,エンド,ペリオ,外科的疾患など,すべての治療において適確な診査・診断を得るための強力なツールであることは言うまでもない.特に大臼歯部における難治性の歯内疾患や複雑な形態の骨欠損を有する歯周疾患に対しては,デンタルやパノラマの二次元画像だけでは読み解けない可能性も高い.そうはいっても,診断を可能にする画像の再構築術や,画像を読み解く診断能力がなければ,宝の持ちぐされになってしまう.今回のセミナーではCBCTを日常臨床で最大限に活用するためのエッセンスをお話しする.また今年1月にベラビューX800を新たに導入したので,従来との違いについても解説してみたい.明日からの皆様の診療に大いに役立つ情報をお伝えできれば幸いである.

略歴
平成8年 九州歯科大学 卒業(44期生)
平成8年 九州大学歯学部口腔外科学第二講座 入局
  同年 九州大学大学院歯学研究科 入学
平成13年 九州大学附属病院第二口腔外科 勤務
同年  学位取得(歯学博士)
平成14年 屋久島徳洲会病院歯科口腔外科 勤務(出向)
平成16年 白土歯科医院 勤務 
平成23年 白土歯科医院 継承  現在に至る