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一般社団法人 福岡県歯科技工士会

ブース番号 N-21
住 所 〒810-0041
福岡市中央区大名2-10-2-B-202
電話番号 092-751-0104

A会場

6月18日(日)

13:30

[ 一般社団法人 福岡県歯科技工士会 ]

福岡県歯科技工ゼミナール ~下顎運動を考慮した咬合面形態~

福岡県歯科技工ゼミナール ~下顎運動を考慮した咬合面形態~

Organ Dental Lab

長谷川 篤史 

DX化が進む現代においても我々歯科技工士の製作した補綴物の目標はアナログやデジタルの技術にとらわれる事なく自然(天然歯及び下顎運動)に調和し、既存の機能を阻害する事なく生体に組み込まれ、咀嚼や発音などを満たさなければならない。
その目的を達成するには顎関節(下顎運動)歯の解剖学形態を分析し理解する必要がある。
この下顎運動と個々の歯の解剖学的形態との間には、機能的相互関係が存在し、それが咀嚼器官再建に重要な基本概念である。このような概念を理解することにより、前歯部群と臼歯部群が静的及び動的に於いて調和を保ち、垂直圧においては臼歯は前歯を保護し、側方圧においては前歯が臼歯保護(Mutually Protected)を確立する補綴物製作が可能になる。
このようにオクルージョンと言う極めて多様性の高い分野において、知識や技術を習得し補綴物製作に反映する事が日常臨床においての我々の一つの役目であると考える。またデジタルデザインやバーチャル咬合器のような今後益々発展するであろうCAD/CAM技術においても応用し役立てる事ができるはずである。
今回オクルージョンと言う分野を話させて頂くにあたり明日からの補綴物製作に役立てて頂けたら幸いである。